筆談と指差し注文シート

筆談で注文できるラッピング専門店


筆談での接遇を考えるきっかけはたくさんありました。

NHKのテレビ番組ハートネット「静かでにぎやかな学校」を見たこと。
新型頃はウィルス関連のニュースで手話通訳者を目にする機会が増えたこと。

国立駅にあるスタバのサイニングストアに立ち寄ったとき、表情豊かに手話でコミュニケーションを取る店員さんたちから目が離せなかったこと。

聞こえる世界で生きていた私は、聞こえない世界があることをすっかり忘れていて、そんな自分の無知さをコーヒーを飲みながら静かに恥じていました。

誕生日プレゼントやクリスマスプレゼント、結婚式や送別会など、聴覚障がいを持つ方たちにも
気軽にラッピングサービスを利用してほしい気持ちはあるのにどうすれば良いか分からず・・・福祉や教育に関わる友人に相談すると意外な言葉が返ってきたのです。

誰かにやさしいは、みんなにもやさしい

「どうして聞こえない人だけなの?声を出せない人とか話したくない人も使えるじゃん。」

そうか!とハッとしました。誰かにやさしいということは、他のみんなにもやさしいってことなんだよね。以後、この言葉が大きな指針となりました。

着想から2年。ようやく形になった指差し注文シートは、耳が聞こえにくい方や声を出しにくい方、さまざまな事情で筆談が必要な方、どなたでもお使いいただけます。


当店は1日4組の予約優先制です。お客様一人ひとりに十分な時間をかけてご要望を伺います。他のお客様と重なることがないので安心してご利用くださいませ。

みんなが快適に過ごせるように私ができること

[特定の色を知覚しにくい方へ]
鮮やかな赤、楽しい気分の黄色、落ち着いた深い青など、視覚以外の表現やイメージで説明します。特にリボンは微妙な違いであることが多いです。苦手な色、区別しにくい色をお知らせください。

[電動車椅子をご利用の方へ]
店舗入口に段差はなく、そのまま店内へ入れます。以前WHILL(ウィル)に乗ったお客様がご来店されたとき、什器を壁に寄せて店内中央に広いスペースをつくりました。事前にお知らせいただけると助かります。

[小さなお子様をお連れの方へ]
ベビーカーを広げたまま店内へお入りください。荷物を置いてお子様と一緒に座れるソファがあります。ガラスのショーケースで怪我をしないようお気を付けください。飽きてしまったら外へ出て西武線を間近に見ることができますよ。

[聴覚過敏でお困りの方へ]
BGMを小さくする、もしくは消すことができます。遠慮なくお申し付けください。